ここでは個別の銘柄というよりも、どんなお酒であっても買取困難となる状態について説明していきます。
■一度開封してあるお酒
お酒の買取業者は、そのほぼ全てが共通して、「未開封のもの」を買取の中心としています。
つまり、一度でも開封してあるお酒は、買い取ってもらえない可能性が大きいんです。
基準は開封されているかどうかなので、1滴たりとも飲んでいなかったとしても、開封していればアウト。
お酒は、空気に触れることで酸化が始まり、味・香り・色などが変化していきます。
これは“劣化”と捉えられてしまい、価値が一気に下がってしまうんです。
誰でも、一度開封されたお酒を買うのは嫌ですよね?
もし売ろうかどうか迷っているなら、その段階では絶対に開封してはいけません。
■未開封でも液面低下が激しいお酒は買取不可
一切開封されていなければ100%買い取ってもらえるかといえば、そんなこともないのがお酒の難しいところ。
液面低下とは・・・?
お酒には“液面低下”と呼ばれる現象が起こることがあります。
簡単に言うと、瓶の中でお酒の量が減ることを指しています。
決してお酒が外に漏れているとかではなく、瓶の中で蒸発してしまって、この液面低下が起こるんです。
これは、コルクで栓がされているお酒では避けることが難しい現象の一つ。
コルク栓はわずかに空気を通しているので、何年も放置していると蒸発して量が減ってしまうというわけ。
ただ、液面低下が起きているお酒が全て買取してもらえないわけではないのでご安心を。
あまりにもそれが激しい場合のみ買取不可となりますが、少しくらいならちょっと減額されるくらいで、査定額0円ということにはなりません。
■賞味期限切れのお酒
お酒の中には賞味期限や消費期限が書かれているものがあります。
これが切れていると、さすがにお酒の買取業者でも取り扱いには困るので、買取不可となる場合がほとんどでしょう。
お酒の入っているボトルに価値がない限りは、買い取ってもらうことができません。
ただ、買取対象となっているお酒のほとんどに賞味期限は定められていないので、この心配はほとんどする必要はないはず。
アルコール度数が高いブランデーやウイスキーなどはもちろん、瓶の中で熟成するワイン、そして日本酒や焼酎なども、基本的には賞味期限等はないですから、気にせずに業者に持ち込んでみてください。
■早めに査定や買取に出しましょう!
中身が気になって開封してしまう前に、液面低下が進んでしまう前に、賞味期限が切れてしまう前に、専門業者に査定を依頼してください。
お酒の買取は、ここが重要!
買い取ってもらえなくなったり買取金額が低くなってしまう理由は、査定や買取に出すのが遅くなってしまうから。
これがほとんど。
悩むことや躊躇することが、損につながってしまうんです。
査定=買取ではないですから、ひとまず査定してもらって、現在の価値を確定しておきましょう!